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肝がん対策など 大阪府がん対策推進協議会

 大阪府では、今年4月に施行された「がん対策基本法」を受けて、大阪府がん対策推進計画策定のために、7月2日に「大阪府がん対策推進協議会」を発足させ、協議が進められています。
 この協議会には、「予防」「検診」「医療」の3つの作業部会が設けられ、今までに2度の会議がもたれました。

 推進協議会本会議に、患者代表として2名、医療部会にも患者会から2名の委員(大阪がん医療の推進をめざす会から)が参加しています。大阪肝臓友の会も大阪がん医療の推進をめざす会に加わり、積極的に意見を述べてきました。
 ※サイト「がんナビ」
 日本列島がん対策・現地レポート(2) 〔大阪府〕
 「患者の声」と「成績開示」をテコに、「大阪流がん対策」模索

 
 
 これまで、それそれの委員から意見書の提出を求められ、大阪肝臓友の会から選出されたものの意見は、以下のブログに掲載しています。
 肝臓のなかまたち「がん患者・家族の願いを施策に」

■ 府がん対策推進計画ののぞむもの
 肝がん対策でいえば、
 1.B・C型肝炎ウイルス感染者の見つけ出し(検診)
 2.ウイルス肝炎の治療体制
 3.肝発がんの抑制
 4.肝がんの治療
 5.再発予防など
が対策を推進される課題になると思います。

 患者支援(医療・福祉・社会的ケア)としては、
 1.インターフェロン治療
  不安と苦痛(肉体的、精神的、社会的)
 2.肝硬変では、
  合併症(門脈圧亢進症、肝性脳症、腹水、食道静脈瘤、肝性糖尿病、肝腎症候群など)へのケアなど
 3.肝がんでは、
  ・診断時のこころのケアと治療計画の説明
  ・治療法の選択へのアドバイス
  ・治療そのものへの不安へのケア
  ・再発への不安のケアとその対策
などでしょう。

■ 肝がん患者の「かかりつけ医」と「専門医療機関」
 最近このことについて興味深い記事を見つけました。
 【医療情報経済紙】
 「肝・大腸・胃がんで試行
  武蔵野赤十字病院消化器科のがん地域連携クリティカルパス
  医師・患者間のコミュニケーションツールとしても期待


 「地域連携クリニカルパス」、患者会でも勉強しなければなりません。
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