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【<終了>和歌山】11/11 肝臓病医療講演・特措法説明会

藪内先生の講演から 1藪内先生の講演から 2藪内先生の講演から 3
 今回の「医療講演・特措法説明会」は、南和歌山医療センターの全面的なご協力で開催できました。
 添付写真のように、入口から会場まで案内表示をしていただいたり、受付を肝疾患相談支援センター担当者らがしていただいたり、会場も提供いただきました。

▼講師は、副院長の藪内以和夫先生。テーマは、「肝炎ウイルス克服時代到 来と高齢化問題」
 気づかない感染者への対策として、農業協同組合や漁業協同組合への出張健診、今年は田辺市役所職員対象に行い、来年は、白浜温泉の従業員の健診に手を付けようとしているが、勤務形態と健診時間帯の調整で難渋していることを説明されました。
 積極的な肝炎ウイルス検診で、治療に結びつける。
 和歌山では最新情報で一年間に1600人のC型肝炎医療費助成が行われ、ウイルス排除につながっている。
 (八橋先生の他の報告では、2012-2015年のC型肝炎患者減少率は、和歌山は20%)

▼ 県のほとんどの地域が過疎地、人口が100万を切った。
 病院の機能を維持することが難しくなり、 行政単位の規模を保つことが難しく、田辺市や古座川町の大合併でなんとか機能を保っている。
 2040年までに人口が半減し、消滅する町が最低でも4つあることが指摘されていることを紹介し、新宮医療センターと南和歌山医療センターが中心になり、他の病院や診療所と協力して地域医療を確保していきたいと紹介された。

 先生自身が、2年先には定年退職が予定され、一方では大学医局からの交替医師の派遣は、できないと厳命され、自身らの努力で対応しなければならないとのこと。

 ▼患者の高齢化の問題では、ロコモ、サルコペニア対策が重要。
 筋力低下が生命予後と健康寿命 に大きく影響する。<デジタル握力計を用意し、測定を促された>
 基準:男性26Kg以上、女性18kg以上
 ▼糖尿病(高血糖)対策が重要
  カロリー制限ではなく、炭水化物制限を!
  高血糖は、インスリン抵抗性をおこし、がんの多発・再発、循環器疾患、失明、腎障害など健康寿命にも影響する。

などなど、肝炎・地域医療・高齢化対策などについて、和歌山の現状を具体例を挙げて紹介された。
 串本・古座川周辺では、白あんの入ったメロンパンがよく食べられ、糖尿病の患者が増えている。
  果物(果糖)の取り過ぎに注意 
 ※私が入院中にメールでアドバイス をいただき、病院食の食パン1枚を減らし、代わりにコンビニでゆで卵1個と小さなチーズ1個を買って食べるように具体的にアドバイスをいただきました。
【開催資料】
11/11紀伊田辺医療講演チラシ
 肝臓病医療講演・B型肝炎特措法説明会

 国立病院機構南和歌山医療センターのご協力を得て開催します。

○と き 2018年11月11日(日) 13:30~16:00
○ところ 国立病院機構南和歌山医療センター 2階研修室
○内 容 第一部 講演会「ウイルス性肝炎の治療と治療後の注意点」
       講師:南和歌山医療センター副院長 藪内以和夫先生
    第二部 B型肝炎特別措置法説明会
       講師:全国B型肝炎訴訟大阪弁護団 弁護士
     ☆個別説明会 給付金の請求について、個別に弁護士が相談に応じます。
○参加について 参加費無料、事前予約不要
○共催  大阪肝臓友の会和歌山支部、B型肝炎訴訟大阪弁護団
 後援  和歌山県・田辺市
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