2019.12.27 Friday
<終了>【京都】12/27シンポジウム:京都大学がん免疫総合研究センター発足に向けて がんの完治を目指して~がん免疫療法の未来~
シンポジウム:京都大学がん免疫総合研究センター発足に向けて がんの完治を目指して~がん免疫療法の未来~を開催
京都大学医学科 プレスリリース 19/12/20
12/27(金)午後、京都大学医学部紫蘭会館稲盛ホールで標題シンポジウムに参加しました。稲盛ホールと山川ホール(予備室)で聴講でき、30分ほど遅れたために途中入場で山川ホールで聴講しました。
こちらの聴講者は30人ほど。ほとんどが研究者といった雰囲気の方の中に、学生と一般市民風の方が数名。
内容は、次頁(シンポ案内チラシ)の通り。
内容は非常に専門的で、パワーポイントもほとんどが英語表記で理解できませんでした。
その中で得られた情報は以下の通り。
1.がん免疫療法のこれからの中心は、免疫チェックポイントを利用した免疫療法
2.免疫系の作用には、リンパ球などの細胞と抗体や抗原の働きが大きな役割を果たしていること
3.これまでの樹状細胞などを利用した免疫療法の欠点が明らかにされた。
4. 分子標的治療薬の効果予測は、ゲノム解析で可能。
遺伝子変異あらわれないがん細胞には、効果が少ないことがわかってきた。
5.ゲノム解析の結果を用いた免疫療法の患者それぞれにあった免疫チェックポイント阻害剤と分子標的治療薬など抗がん剤の組み合わせで、格段の治療効果がえられる
6.免疫系に効果的に作用する分子(物質)の探索が海洋生物(サメや海藻・なまこの類い)で行われている
7.高脂血症の治療薬が免疫チェックポイント阻害剤の効果を高めることがある
8.肝細胞がんでの免疫チェックポイント阻害剤単剤での効果は10%程度だが、分子標的治療薬など抗がん剤と組み合わせて治療に用いると、65%程度にまで上がる組み合わせも治験データから出ている
等々
閉会挨拶 京都大学がん免疫総合研究センター センター長 本庶佑特別教授。残念ながら英語で挨拶されたのでちんぷんかんぷんでした。<記:西村>
【開催資料】-----------------------------------------
[プログラム]
挨拶 13:00~13:10 岩井一宏氏 (京都大学大学院医学研究科長、医学研究科細胞機能制御学分野 教授)
13:10~13:50 『がん微小環境における免疫抑制機構の解明と新規がん免疫療法への展開』
講師:西川博嘉氏(名古屋大学大学院医学系研究科 微生物・免疫学講座 分子細胞免疫学 教授、
国立がん研究センター 研究所 腫瘍免疫研究分野/先端医療開発センター 免疫TR分野 分野長)
13:50~14:30 『免疫チェックポイント阻害薬実臨床5年の経験を振り返り、次に求めるトランスレーショナルリサーチ』
講師:林秀敏氏(近畿大学医学部内科学腫瘍内科部門 医学部講師)
14:30~15:10 『PD-1免疫チェックポイント阻害剤と自然免疫系細胞を用いたがん免疫療法』
講師:田中義正氏(長崎大学先端創薬イノベーションセンター センター長 教授)
15:25~16:05 『がん免疫治療の個別化と複合化』
講師:垣見和宏氏(東京大学医学部附属病院 免疫細胞治療学講座 特任教授、
理化学研究所医科学イノベーションハブ推進プログラム がん免疫データ多層統合ユニット ユニットリーダー)
16:05~16:45 『肺がん薬物療法における免疫チェックポイント阻害剤のインパクト』
講師:岡本勇氏(九州大学病院呼吸器科 診療准教授)
16:45~17:25 『PD-1阻害がん免疫治療の併用治療とバイオマーカーの開発』
茶本健司氏(京都大学大学院医学研究科 免疫ゲノム医学講座 准教授)
17:25~17:35 閉会の挨拶 本庶佑氏(京都大学高等研究院 副院長・特別教授)
主催:京都大学医学研究科
後援:日本癌学会
[問い合わせ先]京都大学医学研究科 免疫ゲノム医学講座 茶本健司氏
tel : 075-753-4380
fax : 075-753-4388
e-mail : kchamoto@mfour.med.kyoto-u.ac.jp
内容は非常に専門的で、パワーポイントもほとんどが英語表記で理解できませんでした。
その中で得られた情報は以下の通り。
1.がん免疫療法のこれからの中心は、免疫チェックポイントを利用した免疫療法
2.免疫系の作用には、リンパ球などの細胞と抗体や抗原の働きが大きな役割を果たしていること
3.これまでの樹状細胞などを利用した免疫療法の欠点が明らかにされた。
4. 分子標的治療薬の効果予測は、ゲノム解析で可能。
遺伝子変異あらわれないがん細胞には、効果が少ないことがわかってきた。
5.ゲノム解析の結果を用いた免疫療法の患者それぞれにあった免疫チェックポイント阻害剤と分子標的治療薬など抗がん剤の組み合わせで、格段の治療効果がえられる
6.免疫系に効果的に作用する分子(物質)の探索が海洋生物(サメや海藻・なまこの類い)で行われている
7.高脂血症の治療薬が免疫チェックポイント阻害剤の効果を高めることがある
8.肝細胞がんでの免疫チェックポイント阻害剤単剤での効果は10%程度だが、分子標的治療薬など抗がん剤と組み合わせて治療に用いると、65%程度にまで上がる組み合わせも治験データから出ている
等々
閉会挨拶 京都大学がん免疫総合研究センター センター長 本庶佑特別教授。残念ながら英語で挨拶されたのでちんぷんかんぷんでした。<記:西村>
【開催資料】-----------------------------------------
[プログラム]
挨拶 13:00~13:10 岩井一宏氏 (京都大学大学院医学研究科長、医学研究科細胞機能制御学分野 教授)
13:10~13:50 『がん微小環境における免疫抑制機構の解明と新規がん免疫療法への展開』
講師:西川博嘉氏(名古屋大学大学院医学系研究科 微生物・免疫学講座 分子細胞免疫学 教授、
国立がん研究センター 研究所 腫瘍免疫研究分野/先端医療開発センター 免疫TR分野 分野長)
13:50~14:30 『免疫チェックポイント阻害薬実臨床5年の経験を振り返り、次に求めるトランスレーショナルリサーチ』
講師:林秀敏氏(近畿大学医学部内科学腫瘍内科部門 医学部講師)
14:30~15:10 『PD-1免疫チェックポイント阻害剤と自然免疫系細胞を用いたがん免疫療法』
講師:田中義正氏(長崎大学先端創薬イノベーションセンター センター長 教授)
15:25~16:05 『がん免疫治療の個別化と複合化』
講師:垣見和宏氏(東京大学医学部附属病院 免疫細胞治療学講座 特任教授、
理化学研究所医科学イノベーションハブ推進プログラム がん免疫データ多層統合ユニット ユニットリーダー)
16:05~16:45 『肺がん薬物療法における免疫チェックポイント阻害剤のインパクト』
講師:岡本勇氏(九州大学病院呼吸器科 診療准教授)
16:45~17:25 『PD-1阻害がん免疫治療の併用治療とバイオマーカーの開発』
茶本健司氏(京都大学大学院医学研究科 免疫ゲノム医学講座 准教授)
17:25~17:35 閉会の挨拶 本庶佑氏(京都大学高等研究院 副院長・特別教授)
主催:京都大学医学研究科
後援:日本癌学会
[問い合わせ先]京都大学医学研究科 免疫ゲノム医学講座 茶本健司氏
tel : 075-753-4380
fax : 075-753-4388
e-mail : kchamoto@mfour.med.kyoto-u.ac.jp
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