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3/23 低用量アスピリンで肝がんリスク低下

低用量アスピリンで肝がんリスク低下
  スウェーデン・肝炎患者5万例超の解析
メディカルトリュビューン 20/03/23

 B型/C型肝炎患者で低用量アスピリンを服用している者は、非服用者と比べて肝細胞がんリスクや肝関連死リスクが有意に低かった。米・Massachusetts General HospitalのTracey G. Simon氏らがスウェーデンの登録データを用いた研究結果を、N Engl J Med(2020; 382: 1018-1028)に発表した。一方、消化管出血リスクは服用者と非服用者で有意差は示されなかった。

 肝疾患の進行抑制示す報告も
 B型/C型肝炎患者は肝細胞がんリスクが高いが、肝炎患者の肝細胞がん予防や肝硬変による死亡リスクを低減する確立された治療法は今のところない。一方、これまでに複数の研究でアスピリンが肝疾患の進行を抑制する可能性が示唆されていたが、欧米における疫学データは少なかった。
 そこでSimon氏らは今回、スウェーデンの登録データSwedish Register for Surveillance of Communicable Diseasesなどを用いて、B型/C型肝炎患者における長期の低用量アスピリン服用と肝細胞がん、肝関連死、消化管出血の関連について検討した。
 
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