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9/7 肝細胞がんに対するテセントリクとアバスチン併用療法承認

肝細胞がんに対するテセントリクとアバスチン併用療法承認
ミクスOnline 20/09/07付から要約転載
 厚生労働省の薬食審・医薬品第二部会は9月4日、Web会議で新薬3製品の承認の可否を審議し、いずれも承認することを了承した。肝がん治療薬は、「報告品目」(カッコ内は一般名、申請企業名)で、医薬品医療機器総合機構(PMDA)の審査段階で承認して差し支えないとされ、部会では審議せず、報告のみでよいと判断されたもの。
▽テセントリク点滴静注1200mg(アテゾリズマブ(遺伝子組換え)、中外製薬):「切除不能な肝細胞がん」を効能・効果とする新効能・新用量医薬品。再審査期間は残余(2026年1月18日まで)。
 抗PD-L1ヒト化モノクローナル抗体(免疫療法薬)。今回、切除不能な進行・再発の肝細胞がんの効能を追加する。免疫療法薬として肝細胞がんの適応を持つのは初めて。抗VEGF抗体・アバスチン(ベバシズマブ(遺伝子組換え))と併用して用いる。海外では20年5月時点で、肝細胞がんの効能にて3か国で承認済。

▽アバスチン点滴静注用100mg/4mL、同点滴静注用400mg/16mL(ベバシズマブ(遺伝子組換え)、中外製薬):「切除不能な肝細胞がん」を効能・効果とする新効能・新用量医薬品。再審査期間なし。
 抗VEGFヒト化モノクローナル抗体。今回、切除不能な進行・再発の肝細胞がんの効能を追加する。抗PD-L1抗体・テセントリク(アテゾリズマブ(遺伝子組換え))と併用して用いる。海外では20年5月時点で、肝細胞がんの効能にて3か国で承認済。
 今後、保険収載されれば、一般診療で使用できるようになります。
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