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7/20 新概念MAFLDは肝線維化予測能が高い

新概念MAFLDは肝線維化予測能が高い
  NAFLDと比較


    Medical Tribene 21/07/20


 肥満や糖尿病などの代謝異常は肝線維化進展の危険因子であり、脂肪肝と代謝異常を合わせたMetabolic associated fatty liver disease(MAFLD)という概念が昨年(2020年)、22カ国32人の専門医から成るInternational Expert Panelにより提唱された(J Hepatol 2020; 73: 202-209)。久留米大学消化器内科准教授の川口巧氏は、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)とMAFLDの肝線維化予測能について比較検討した結果を第57回日本肝臓学会(6月17〜18日、ウェブ併催)で発表。「MAFLDはNAFLDに比べ、肝線維化スクリーニングの指標として適している」と報告した。

 NAFLDでは、ウイルス性肝疾患や自己免疫肝疾患などの慢性肝疾患例、および1日1合(20g)以上の飲酒習慣がある例は除外される。一方、新たに提唱されたMAFLDは代謝機能障害に関連する脂肪肝を指し、飲酒やウイルス感染症、自己免疫性肝炎、薬物性肝炎などが原因の脂肪肝とは独立した疾患概念である。


  https://medical-tribune.co.jp/news/2021/0720537394/

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