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11/10 がん10年後の生存率 58.9%に 治療進歩で向上もコロナ影響懸念

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がん10年後の生存率 58.9%に 治療進歩で向上もコロナ影響懸念



 全国の主ながん専門病院でがんと診断された人の10年後の生存率は、最新の集計で58.9%だったと国立がん研究センターなどの研究班が発表しました。
 10年後の生存率は治療の進歩を背景に年々向上していますが、今後、新型コロナウイルスによる受診控えの影響が出ないか、懸念も出ています。
 研究班は、2008年までの4年間に全国の32の主ながん専門病院でがんと診断された12万人余りのデータを分析しました。
 その結果、がん医療の効果をはかる指標となる、10年後の生存率は全体で58.9%となりました。
がんの種類別にみると、
最も高いのは
▼前立腺がんで99.2%、
次いで
▼女性の乳がんが87.5%、
▼甲状腺がんが86.8%、
▼子宮体がんが82.3%と
なっています。
一方で
▼すい臓がんは6.6%と最も低く、
▼肝臓がんが17.6%、
▼胆のうがん・胆管がんが19.8%、
▼肺がんが33.6%、
▼食道がんが34.4%などと
なっています。
 10年後の生存率は年々向上してきていますが、去年は新型コロナウイルスの感染をおそれて、がん検診を受けた人が3割減るなどして、早期に見つかるケースが減ったことが分かっていて、今後、影響が出ないか懸念も出ています。
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211110/k10013342091000.html



  

【詳細データ】10年後の生存率(2008年までの診断)


がんの部位、進行度別のデータは以下の通りです。

▼肝臓がん
▽ステージ1:30.2%、
▽ステージ2:17.5%、
▽ステージ3:6.7%、
▽ステージ4:2.0%、
▽全体:17.6%。
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