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【終了】1/15 ここまで進んだウイルス性肝炎・肝がんの最新治療

 参加しました。

 B型肝炎については、大阪厚生年金病院の内藤先生が説明されました。
 ウイルスのゲノタイプを調べて、ペグインターフェロン治療も検討する。
 その際に、ガイドラインでは、抗ウイルス剤かインターフェロン治療かの選択の年齢の線引きが35歳になっているが、最近の晩婚化と高年齢出産のことを考慮する必要があるかもしれない、40~45歳の幅を持たせることも検討の余地あり。

 C型肝炎で、平松先生は、
 「テラビック」での治療は、これから始まる。2月になる病院もある。
 肝発がん高率年齢(60歳以上)を考えると、これから登場する抗ウイルス剤によるIFN併用療法(第2世代)や抗ウイルス剤の組み合わせだけによる第3世代の登場(2~5年)まで待てるか待てないかを判断することが大事。
 待てない患者の治療(テラビック併用、ペグリバ併用、インターフェロン少量長期、肝庇護剤、瀉血)の選択も難しい問題だが、やらなければ発がんリスクを下げられない。

 肝がんの治療については、府立成人病センター大川先生。
 先生の施設での10年間の治療実施患者ごとの治療法とその時期をプロットされた図表は興味深かったです。

■Q&A
 参加者からの質問と先生のコメント、特に司会された竹原教授のていねいな対応は良かったです。
 

 
【資料】
 大阪大学医学部消化器内科から情報をいただきました。

 日本肝臓学会「肝がん撲滅運動」
   ここまで進んだウイルス性肝炎・肝がんの最新治療

〇と き 2012年1月15日(日) 14:00~17:00
〇ところ 大阪大学中之島センター 佐治敬三メモリアルホール
      大阪市北区中之島4-3-53 <地図>
〇参加について 事前予約不要 参加費無料
〇内 容
 司会 竹原 徹郞 先生(大阪大学大学院医学系研究科消化器内科学教授)
 講演1.「B型肝炎の治療」
    講師 内藤 雅文 先生
       大阪厚生年金病院内科 部長(臨床検査課担当)
 講演2.「C型肝炎の治療」
    講師 平松 直樹 先生
       大阪大学大学院医学系研究科消化器内科学 講師
 講師3.「肝がんの治療」
    講師 大川 和良 先生
       大阪府立成人病センター肝胆膵内科 副部長
 質疑応答 竹原先生と講演を担当された先生方が答えられます。
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