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【報告】第15回肝炎対策推進協議会に患者委員として参加

 9月29日(火)午後、全国都市会館大ホールで第15回肝炎対策推進協議会が開催され、西村が患者委員として出席しました。

 第15回肝炎対策推進委員会での配付資料が厚労省の サイトにアップされました。
  http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000098674.html

 注目すべきは、
1)「『肝炎治療特別促進事業の実務上の取扱いについて』の一部改正について」
  http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10905750-Kenkoukyoku-Kanentaisakusuishinshitsu/0000098686.pdf
 この文書の最後の段落に、
一方、同じく新たに対象医療としたインターフェロンフリー治療(ダクラタス ビル及びアスナプレビル併用療法、ソホスブビル及びリバビリン併用療法並びにレジパスビル/ソホスブビル配合錠による治療)不成功後のインターフェロンフ リー治療に対する助成の開始については追って連絡することとし、遡及する取扱いは行わないので、管内の医療機関に対しても周知徹底をお願いしたい。
とされ、追って通知があるまでは昨年9月から始まった経口2剤による治療で耐性 ウイルスが出現し治療失敗例にについては、治療を初めても通知文書が出される まで医療費助成の制度は医療費助成を行わないという内容です。注意が必要です。

2)中国天津倉庫爆発事故によるグラクソ・スミスクライン株式会社 (GSK)のテノゼット錠の供給への影響とその対応について(PDF:102KB)
 http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10905750-Kenkoukyoku-Kanentaisakusuishinshitsu/0000098680.pdf
 これに関連して
 「平成27年9月グラクソ・スミスクライン株式会社「テノゼットⓇ300mg」を服用 されている患者様へ短い期間でのお薬の処方へのご協力のお願いとお知らせ」が グラクソ・スミスクラインから出されています。
 http://glaxosmithkline.co.jp/press/pdf/tenozet20150928_p.pdf
 患者負担の増加を軽減する会社としての措置です。

3)各委員からの肝炎対策基本指針の改訂に関する提案(PDF:2,829KB)
  http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10905750-Kenkoukyoku-Kanentaisakusuishinshitsu/0000098679.pdf
 基本方針の見直し時期である来年5月に向けて見直し作業が始まります。患者 委員7人が見直しについての意見をまとめ文書で提出していました。29日の協議 会で7人の患者委員が分担して提案について説明しました。

4)平成28年度肝炎対策予算概算要求の概要(PDF:74KB)
  http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10905750-Kenkoukyoku- Kanentaisakusuishinshitsu/0000098681.pdf
 都道府県肝疾患連携拠点病院での役割と機能について、新規事業が組まれています。会議で質問をしたところ、人も予算も増やさずに行おうとするものとの確認が得られました。

以上です。
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