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<終了>【尼崎】12/19新分子標的治療ムシルマブ、  免疫チェックポイント阻害剤ニボルマブ」勉強会

 終了しました。
 肝炎友の会兵庫の協力をいただき、会場を確保、兵庫からも役員さんやがん患者さんも参加して下さいました。
 上嶋先生のお話の項目は以下の通りでした。
 肝がんへの抗癌剤などの治療は
  ・血管新生抑制作用
  ・腫瘍増殖抑制作用 
 肝がんの分子標的薬としてはネクサバール(ソラフェニブ)だけ
 目的は肝がんを大きくさせない(成長させない)こと
 副作用:手足皮膚症候群、高血圧、下痢、声がれ、間質性肺炎、多形紅斑、肝不全など。
 治験中の新分子標的薬は、ラムシルマブ:点滴(AFPが400以上に効きやすいか?再治験中)
 チバンチニブは、特殊なタンパク質を持った人に治験で、肝生検が必要。
 他に、レゴラヴェニブ、レンバチニブ等の治験もある。
 肝がんの細胞には同一の患者さんでもは様々な性格を持ったものがあるので、1つの薬剤では効きにくいこともある。
 そこで注目されているのが免疫チェックポイント阻害剤    
 リンパ球には、B,T細胞(情報伝達)、NK細胞など免疫とがん細胞に攻撃をかける細胞がある。
 悪性黒色腫に保険適用になっている小野薬品のニボルマブが、肝がんに対して治験。対象はネクサバールが効かなかった方で、チャイルドAの方
 スクラムJAPANでの治験。参加者全員にDNA変異を検査して、複数の抗癌剤の治験で適する治験に振り分けて希望される患者全員参加できるように取り組んでいる。
 近畿大学医学部附属病院では、「がん相談支援センター」で治験の相談も受けている気軽に相談しに来てくださいとのことでした。(記:西村)   

【開催情報】
肝がん「新分子標的治療ムシルマブ、
 免疫チェックポイント阻害剤ニボルマブ」勉強会


 再発を繰り返したり、巨大な肝がん、多臓器に転移した難治性肝がんの治療は、患者や家族にとっても大変な負担になります。これらの治療法に積極的に取り組んでいる近畿大学のドクターにお話していただきます。

○と き  2015年12月19日(土) 13~16時
○ところ  尼崎市すこやかプラザ 多目的ホール
       尼崎市七松町1丁目3−1 フェスタ立花南館 <アクセス
       最寄駅 JR神戸線「立花駅」下車、南徒歩5分
○内 容 1.「新分子標的治療ムシルマブ、免疫チェックポイント阻害剤ニボルマブ」
講師:近畿大学医学部消化器内科 上嶋一臣先生
2.患者交流・情報・体験交流
○参加について どなたでも参加できます。参加費無料
○主 催  大阪肝臓友の会
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