2016.02.26 Friday
2/6進行肝癌でも治験が始まるPD-1抗体第Ⅲ相臨床試験
PMDA情報。PD-1抗体第Ⅲ相臨床試験。関係学会がステートメントを発表しました。
○ニボルマブの適正使用に関するステートメント
(日本臨床腫瘍学会)http://www.pmda.go.jp/files/000209509.pdf
抗PD-1抗体、ニボルマブ(遺伝子組換え)製剤について、今後の副作用発現の拡大を防止するため、適正使用に関するステートメントが日本臨床腫瘍学会より発出されています。
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・ニボルマブ(遺伝子組換え)の最新の添付文書、医薬品リスク管理計画は、
http://www.pmda.go.jp/Pmd…/iyakuDetail/GeneralList/4291427A1
○ニボルマブの適正使用に関するステートメント
(日本臨床腫瘍学会)http://www.pmda.go.jp/files/000209509.pdf
抗PD-1抗体、ニボルマブ(遺伝子組換え)製剤について、今後の副作用発現の拡大を防止するため、適正使用に関するステートメントが日本臨床腫瘍学会より発出されています。
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・ニボルマブ(遺伝子組換え)の最新の添付文書、医薬品リスク管理計画は、
http://www.pmda.go.jp/Pmd…/iyakuDetail/GeneralList/4291427A1
■肝がんに対する免疫チェックポイント阻害剤の治験
近畿大学医学部消化器内科の治験の案内をいただきましたのでお知らせします。その内容は以下の通りです。
このたび、肝細胞がんに対する免疫治療薬の臨床試験が世界各国で同時スタートしました。現在多くのがんの領域で免疫チェックポイント阻害剤のPD-1抗体の第Ⅲ相臨床試験が新しく始まります。日本国内では近畿大学が中心となって行う臨床試験です。
昨年6月のアメリカ臨床腫瘍学会で肝細胞がんの免疫チェック阻害剤ニボルマブ(小野薬品・ブリストルマイヤーズ共同開発)の成績が発表され、10cmの肝癌や両葉多発結節が完全に消失する完全著効例が報告され、部分奏効を含めた奏効率が約20%でSD例を含めると70%で治療効果があります。その効果は、進行がんにもかかわらず1年半以上続くというきわめて画期的な免疫療法です。
2016年2月くらいから近畿大学でも臨床試験が第Ⅰ/Ⅱ相試験に引き続いて第Ⅲ相弛緩が始まります。肝機能がチャイルドAの良い方が対象となります。
治験を希望される方は、消化器内科肝臓専門医を受診していただきご相談下さい。当大学附属病院を受診されていない方の場合は、現在の主治医に当病院消化器内科宛の診療情報提供書が必要です。
【治験の標題】進行肝細胞がん患者の一次治療としてのニボルマブとソラフェニブを比較する無作為化多施設共同第Ⅲ相試験
【対象患者】主な選択基準
○⒙歳以上の男女
○組織学的に進行肝細胞癌が確認された患者
1)手術または局所療法の適用とならない患者
2)手術または局所療法の治療歴が無い患者
○Child-Pugh分類Aの患者
○ECOGのPSが0または1の患者
【主な除外基準】
○既知の繊維層板状HCC、肉腫様HCC、または肝内胆管癌・HCCの混合型の患者
○肝移植歴がある患者
○活動性または既知の自己免疫疾患、もしくはその疑いのある患者
以上
近畿大学医学部消化器内科学 治験責任医師 工藤正俊
近畿大学医学部消化器内科の治験の案内をいただきましたのでお知らせします。その内容は以下の通りです。
このたび、肝細胞がんに対する免疫治療薬の臨床試験が世界各国で同時スタートしました。現在多くのがんの領域で免疫チェックポイント阻害剤のPD-1抗体の第Ⅲ相臨床試験が新しく始まります。日本国内では近畿大学が中心となって行う臨床試験です。
昨年6月のアメリカ臨床腫瘍学会で肝細胞がんの免疫チェック阻害剤ニボルマブ(小野薬品・ブリストルマイヤーズ共同開発)の成績が発表され、10cmの肝癌や両葉多発結節が完全に消失する完全著効例が報告され、部分奏効を含めた奏効率が約20%でSD例を含めると70%で治療効果があります。その効果は、進行がんにもかかわらず1年半以上続くというきわめて画期的な免疫療法です。
2016年2月くらいから近畿大学でも臨床試験が第Ⅰ/Ⅱ相試験に引き続いて第Ⅲ相弛緩が始まります。肝機能がチャイルドAの良い方が対象となります。
治験を希望される方は、消化器内科肝臓専門医を受診していただきご相談下さい。当大学附属病院を受診されていない方の場合は、現在の主治医に当病院消化器内科宛の診療情報提供書が必要です。
【治験の標題】進行肝細胞がん患者の一次治療としてのニボルマブとソラフェニブを比較する無作為化多施設共同第Ⅲ相試験
【対象患者】主な選択基準
○⒙歳以上の男女
○組織学的に進行肝細胞癌が確認された患者
1)手術または局所療法の適用とならない患者
2)手術または局所療法の治療歴が無い患者
○Child-Pugh分類Aの患者
○ECOGのPSが0または1の患者
【主な除外基準】
○既知の繊維層板状HCC、肉腫様HCC、または肝内胆管癌・HCCの混合型の患者
○肝移植歴がある患者
○活動性または既知の自己免疫疾患、もしくはその疑いのある患者
以上
近畿大学医学部消化器内科学 治験責任医師 工藤正俊
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