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難治性肝炎・肝硬変の治療 工夫すれば

 3月2日午後、府立中央図書館会議室を借りて、「東大阪地区 肝臓病講演会」を友の会主催で開催されました。患者会側で設定したテーマは、「難治性肝炎・肝硬変の治療と療養」でした。
 講師の片山先生が提供されたスライド(パワーポイント)のテーマは、「慢性肝疾患との好ましい付き合い方」。
 1.慢性肝疾患の原因と進行具合を知りましょう
 2.ウイルス性慢性肝炎の治療の目的と方法
   抗ウイルス療法
   肝硬変への栄養療法
   亜鉛補充療法
   浮腫・腹水対策
   肝性脳症対策
   肝硬変への治療のまとめ

 主な内容は以上でしたが、B型肝炎の治療に関連して、HBVがDNAウイルスであることから、検査で陰性化(HBs抗原)しても、ウイルスDNAが肝細胞に残っていて、抗がん剤や免疫陽性剤の治療を受ける場合には注意が必要であることを指摘されていました。
 具体的には、
 HBs抗原が陰性化して、HBs抗体が陽性かHBc抗体が存在した状態の方が、抗がん剤治療や免疫抑制剤の治療を受けると、劇症肝炎が起こり、その予後の悪いケースが最近散見されるようになったそうです。

 昨年から図書館の会議室を借りて患者交流会を開催してきました。今回は専門医の先生をお招きしての勉強会。30人の会議室がほぼいっぱいになりました。
 次回は、5月の連休明けに交流会を開催する予定です。4月に発行する次号「友の会だより」で詳細のお知らせが行われる予定です。
【案内資料】

大阪肝臓友の会主催 肝臓病講演会
「難治性肝炎・肝硬変の治療・療養」
<要予約 先着30人>
 患者さんにわかりやすい講演だと評判の先生をお招きし、抗ウイルス療法や食事・運動療法にいたるお話をしていただきます。
 今回は大阪市内から離れて東大阪市で開催いたします。

 ○ と き  2008年3月2日(日)
         13:30~16:30 開場 13:00
 ○ ところ  大阪府立中央図書館 2階会議室
         東大阪市荒本北57-3
         最寄り駅
          荒本駅 近鉄けいはんな線地下鉄中央線下車、
              徒歩7分
 ○ 講 師  大阪厚生年金病院 消化器内科部長 片山 和宏 先生
○ 参加について 要予約、先着30人、申し込みはメールで、
          osaka@kanzo.org
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