2018.12.02 Sunday
<終了>【兵庫】12/2公開講座「 肝臓病(肝炎、肝硬変、肝がん)の治療
12月2日、神戸での大崎先生の講演会(神戸難病連主催、肝炎友の会兵庫支部担当)「パラダイムシフトを迎えた肝疾患診療ーC型肝炎・肝がん治療の進歩」を三宮の勤労会館で聴講しました。
特徴的なことを紹介します。
・C型肝炎DAA製剤での治療では著効率が99%
ウイルス排除できれば、早急に肝機能がよくなる例が多い
コリンエステラーゼ・アルブミン・ビリルビン・PT活性などAFT値の改善も見られた
ADD治療後の肝発がんは、高齢者、線維化進展例ほどリスクが高い
インターフェロン治療は50歳代までが多かったが、ADD製剤では60-80歳代が多い。この年齢差がインターフェロン治療例よりも肝発がんが目立つことになっているようだ。
・肝がんの治療
薬物療法(分子標的治療薬徳にレンビマ、免疫チェックポイント阻害剤)が登場。
塞栓療法・ラジオ波治療から分子標的治療薬に切り替える時期が重要、塞栓療法を繰り返すと肝機能が悪くなり、薬物療法ができにくくなる
免疫チェックポイント阻害剤だけだと奏効率は20%
免疫チェックポイント阻害剤+分子標的治療薬では60%の成績もでている。
穿刺療法 バイポーラ ラジオ波治療針 効果・患者への負担少ないがモノポーラ(クールチップ)に比べると手技が難しく、普及していない。
昨年11月に保険適用になったマイクロ波凝固法の治療針が柔らかく、肝硬変など硬い肝臓に刺すと折れることがある。肝内胆管まで焼けてしまう危険性が高いなどリスクある
メリットは、1回の治療が3分程度、4個肝がんがあっても151分以内に治療を終えることができる。患者負担は少ない
B型肝炎の治療新薬 開発は進められているが、これという具体的な薬剤名は出ていない。数年以内に登場することは困難。
C型肝炎の治療薬に目処が付いたので、研究者や研究費の投入はすごい規模になり、研究が進むことは期待できる。
<記:西村>
【開催資料】
肝臓病(肝炎、肝硬変、肝がん)の治療
○と き 2018年12月2日(日) 13:00~16:00
○ところ 神戸市勤労会館
神戸市中央区雲井通5-1-2 <アクセス>
最寄駅 JR山陽線「三宮駅」下車、、中央口(南側)から西へ徒歩7分
○内 容 講演「肝臓病(肝炎、肝硬変、肝がん)の治療」
講師:明和病院 特任院長・内科系診療部長 大崎 往夫先生
○主 催 兵庫県難病連 開催担当:肝炎友の会兵庫支部
薬物療法(分子標的治療薬徳にレンビマ、免疫チェックポイント阻害剤)が登場。
塞栓療法・ラジオ波治療から分子標的治療薬に切り替える時期が重要、塞栓療法を繰り返すと肝機能が悪くなり、薬物療法ができにくくなる
免疫チェックポイント阻害剤だけだと奏効率は20%
免疫チェックポイント阻害剤+分子標的治療薬では60%の成績もでている。
穿刺療法 バイポーラ ラジオ波治療針 効果・患者への負担少ないがモノポーラ(クールチップ)に比べると手技が難しく、普及していない。
昨年11月に保険適用になったマイクロ波凝固法の治療針が柔らかく、肝硬変など硬い肝臓に刺すと折れることがある。肝内胆管まで焼けてしまう危険性が高いなどリスクある
メリットは、1回の治療が3分程度、4個肝がんがあっても151分以内に治療を終えることができる。患者負担は少ない
B型肝炎の治療新薬 開発は進められているが、これという具体的な薬剤名は出ていない。数年以内に登場することは困難。
C型肝炎の治療薬に目処が付いたので、研究者や研究費の投入はすごい規模になり、研究が進むことは期待できる。
<記:西村>
【開催資料】
肝臓病(肝炎、肝硬変、肝がん)の治療
○と き 2018年12月2日(日) 13:00~16:00
○ところ 神戸市勤労会館
神戸市中央区雲井通5-1-2 <アクセス>
最寄駅 JR山陽線「三宮駅」下車、、中央口(南側)から西へ徒歩7分
○内 容 講演「肝臓病(肝炎、肝硬変、肝がん)の治療」
講師:明和病院 特任院長・内科系診療部長 大崎 往夫先生
○主 催 兵庫県難病連 開催担当:肝炎友の会兵庫支部
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