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<終了>【兵庫】7/14 「がん医療市民講座~今がんゲ/ム医療を知りたい!」

がんゲノム医療講演会チラシ 2019
 終了しました。
 14日、兵庫・元町でのがん患者会が主催する「がん医療市民講座~今がんゲ/ム医療を知りたい!」講演会を聴講したので報告します。
 始まる頃にはほぼ満席(90人)に。
 和歌山からも友の会のメンバーが参加していました。
 講師の金原先生は若手の研究者で、近畿大学を中心とする7大学がんプロフェッショナル養成講座の院生だと紹介されていました。
 がん細胞を患者から提供していただいて、その遺伝子解析をおこない(パネル検査)、正常細胞ではない遺伝子変異を見つけ、そこから効果がある抗がん剤(分子標的治療薬など)を見つけ出す。
 がん細胞の遺伝子検査がこの6月から保険適用になり、検査費用は約60万円。
 どのような癌患者さんにこのパネル検査がおこなえるのか、検査の結果使える治療法はどうなのか、専門職種による判定会議、そして結果が出るまでの期間(1~3か月)、それまで患者さんは抗癌剤治療を受けられる体調を維持できるのかなど、説明され、パネル検査を受けた患者さんの中から抗癌剤治療ができる患者さんは1割程度との厳しい状況を説明されました。
 パネル検査を受けた患者さんのデータは、政府が運営する施設にすべて集約され、解析され、がん医療の向上のために役立てられるとのことでした。
 講義だけでも5分間の休憩を挟み、1時間半、そのあと30分間にわたって質疑応答がおこなわれました。その質問にもわかりやすく説明される、先生に参加者は感動されていました。
 担当する教授も同席され、プロフェッショナル養成講座の説明と、パネル検査が血液がんに提供されず、固形癌にのみ提供されることになった理由と今後の展開について説明されました。<記:西村>
【開催資料】
 がん医療市民講座
 今がんゲ/ム医療を知りたい!
 ~がん遺伝子バネル検査は私たちに何をもたらすか~


○と き 2019年7月14日(日) 14:00~17:00(開場13:30)
○ところ 兵庫県民会館  9階902号室
     神戸市中中央区山手通4丁目10-5<アクセス
      最寄駅:JR神戸線、阪神電鉄「元町駅」下車、徒歩北へ10分

○内容 講演「がんゲノム医療」「がん遺伝子パネル検査保険適応」
     講 師 神戸大学医学部附属病院 腫瘍・血液内科
             金原 史朗先生
○参加費  500円(学生無料)
      事前申込不用

○共催  ひようごがん患者連絡会
    7大学連携個別化がん医療実践者養成プラン
     (お問合せ ℡:078-335-8668 Fax 078-335-8669 )
  
 これらのキーワードを新聞やテレビで耳にすることが増えてきました。では、がんゲノム医療とこれまでのがん医療は何が違うのでしょうか?がん遺伝子パネル検査は私たちに何をもたらすのでしょうか?これらの問いに答えるには、がん治療の開発の歴史やがん細胞の成り立ちについて学ぶ必要がありそうです。
 金原史朗先生をお迎えして「がんゲノム医療」の現状と課題、未来について学び合います。
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