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<終了>【兵庫】8/24 JPA近畿ブロック交流集会 「がんの免疫療法」

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 8月24日午後、JPA近畿ブロック交流集会がしあわせの村でおこなわれ、参加しました。明日までの2日間あり、82名が参加しました。このうち兵庫・開催関係者以外の参加は37人。大阪難病連からは11人が参加しました。開会式のあと講演が2題。
 ①「参加型創薬~みんなでお薬を創ろう」。京大・西川伸一名誉教授が講師、主にゲノムの話しでした。個々のゲノムがわかると「病気になるリスクを前もって把握できる」「個人の特定ができる」「個人の由来がわかる」▼歴史(文献・遺物・伝承資料・骨)はゲノムデータでウソをつかないゲノムデータで確認できる。▼ゲノムから民族交流の歴史が語れる。▼考古学への応用:10万年前までゲノム解析でわかるようになる▼情報の収集とコホート研究(発生・成長、病気・老化、性格・知能)▼個人の記録し続ける基盤が整いつつある:平等のネットワーク。 石川先生は、個人がゲノム解析に参加しているのは、日本では50万人、アメリカでは3000万人。ゲノム解析のコストは1000ドルまで下がっている。
 先生のお話は難しく、創薬とどう結びつくか具体的なお話はされないまま終わりました。質問の時間も設けられたのですが、この日のお話と創薬の関係をどう質問したら良いかわからぬまま、次の講演が始まってしまいました。
 ②「がん免疫療法の現状と課題」講師:京大ウイルス・再生医科学研究所の河本宏教授、免疫の話しでした。「自己と獲得免疫」「特異性・多様性・自己寛容・免疫記憶」・・・と『免疫』の解説に過半数の時間を使われ、あいまに研究室で綴った川柳や、研究者なかまで活動されているバンド「ネガティブセレクション」の紹介もされました。 がん治療薬としての免疫治療(免疫チェックポイント阻害剤)の説明も短い時間でありましたが、とってもむつかしいお話でした。ネガティブセレクションの「リンパ節一人旅」がユーチュウブにアップされています。
  https://www.youtube.com/watch?v=qYfznpt8PVk

       
【開催資料】
2019年度 日本難病・疾病団体協議会 近畿ブロック交流集会
2019年度 日本難病・疾病団体協議会 近畿ブロック交流集会
 目の難病・黄斑変性症に引き続き、パーキンソン病の治療を目指して、世界初の脳へのiPS細胞移植の治験が実施されました。また、PD-1阻害による新しいがん免疫療法により本庶先生がノーベル賞を授賞されました。
 このように、今日、新しい治療法がどんどん出てきていますが、これからは国・自治体や医療関係企業、研究機関に任せっぱなしではなく、患者が中心となって、保険制度等も含めた難病治療のあり方を考えていく時代が来ています。
 こういった全体像について、西川京大名誉教授をお迎えし、また、今注目を集めている、がんの免疫療法について、京都大学再生免疫学分野教授の河本先生に解説して頂きます。
 また、難病法が施行されて4年が経過しましたが、各地域での難病連の課題と取り組みや各地の災害対策について情報交換したいと思います。
○日時  2019年8月24日(土)13:30~17:00
○会場  しあわせの村 研修館 <アクセス
神戸市北区しあわせの村1番1号
○プログラム
   開会式  1. 歓迎のあいさつ
       2. JPA代表 あいさつ
        3. オープニング 「リンパ節一人旅」『Negative Selection』
   講演1,「参加型創薬」~みんなでお薬を創ろう~
14:00 ~ 16:00
    講師:NPO法人AASJ 代表理事・ 京都大学 名誉教授 西川 伸一氏
   講演2.「がんの免疫治療」
    講師:京都大学再生医科学研究所再生免疫学分野 教授 河本 宏氏
○参加について 資料代500円 要予約
 問い合わせ先

連絡先 一般社団法人兵庫県難病団体連絡協議会 
〒650-0021 神戸市中央区三宮町2-11-1-513-1
☎ 078-322-1878 月曜日-金曜日10:00~16:00
 mail : hyonanre@sanynet.ne.jp
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