2012.10.07 Sunday
<終了>【大阪】10/7 緩和ケア勉強会~がん患者に寄り添う緩和ケアとは
<参加報告>
講師の柏木先生は、症例を2つ示し、心理的に患者家族に寄り添う、薬物を利用した痛みや倦怠感や嘔吐、鬱など方法についてわかりやすく報告して下さいました。会場からは在宅緩和ケアにも取り組んでおられる池田医師(天王寺区で開業)が、クリニックでの症例についても最後に紹介され、大変わかりよい勉強会になりました。
フロアーからの肝臓癌患者さんのご家族から、倦怠感や嘔吐感を訴えるが、このような症状についても「緩和ケア」の対象になるのかという質問について、「患者さんの苦痛と言うことになる、咳を訴える患者さんもいたが、肺などへの転移していないか検査することをすすめ、咳などの症状を改善させることも緩和ケアの対象になる」と説明されていました。<記:西村>
<開催資料>
10月7日に開催される「緩和ケア勉強会~がん患者に寄り添う緩和ケアとは」のご案内です。
「緩和ケア~がん患者に寄り添う緩和ケアとは~」
○ と き 2012年10月7日(日) 14-16時
○ 会 場 (株)コラントッテ 2階 イベントホール
住所:大阪市中央区南船場2-10-26 <地図>
○ 講 師 柏木雄次郎先生
関西福祉科学大学社会福祉学部臨床心理学科教授
○ 主 催 大阪がん医療の向上をめざす会
天王寺区国分町で開業されている池田クリニックの池田光慶先生もがん患者の在宅医療についてご自身の実践をフロアーからお話される予定です。
※参加申込・お問い合わせは大阪肝臓友の会まで。
メールアドレス osaka△kanzo,org(△を@に置き換えて下さい。)
本年6月に厚生労働省は「がん対策基本計画」を見直し発表しました。
そこでは、「緩和ケア」についてがん対策の重点項目として次のように記されています。
2 がんと診断された時からの緩和ケアの推進
がん患者とその家族が可能な限り質の高い生活を送れるよう、緩和ケアが、がんと診断された時から提供されるとともに、診断、治療、在宅医療など様々な場面で切れ目なく実施される必要がある。
しかしながら、日本では、欧米先進諸国に比べ、がん性疼痛の緩和等に用いられる医療用麻薬の消費量は少なく、がん性疼痛の緩和が十分でないと推測されること、がん医療に携わる医師の緩和ケアの重要性に対する認識もまだ十分でないこと、国民に対しても未だ緩和ケアに対する正しい理解や周知が進んでいないこと、身体的苦痛のみならず精神心理的苦痛への対応も求められていること等から、緩和ケアはまだ十分にがん医療に浸透していないと考えられる。
このため、がん医療に携わる医療従事者への研修や緩和ケアチームなどの機能強化等により、がんと診断された時から患者とその家族が、精神心理的苦痛に対する心のケアを含めた全人的な緩和ケアを受けられるよう、緩和ケアの提供体制をより充実させ、緩和ケアへのアクセスを改善し、こうした苦痛を緩和することが必要である。
また、がん患者が住み慣れた家庭や地域での療養や生活を選択できるよう、在宅緩和ケアを含めた在宅医療・介護を提供していくための体制の充実を図る必要がある。
10月7日に開催される「緩和ケア勉強会~がん患者に寄り添う緩和ケアとは」のご案内です。
「緩和ケア~がん患者に寄り添う緩和ケアとは~」
○ と き 2012年10月7日(日) 14-16時
○ 会 場 (株)コラントッテ 2階 イベントホール
住所:大阪市中央区南船場2-10-26 <地図>
○ 講 師 柏木雄次郎先生
関西福祉科学大学社会福祉学部臨床心理学科教授
○ 主 催 大阪がん医療の向上をめざす会
天王寺区国分町で開業されている池田クリニックの池田光慶先生もがん患者の在宅医療についてご自身の実践をフロアーからお話される予定です。
※参加申込・お問い合わせは大阪肝臓友の会まで。
メールアドレス osaka△kanzo,org(△を@に置き換えて下さい。)
本年6月に厚生労働省は「がん対策基本計画」を見直し発表しました。
そこでは、「緩和ケア」についてがん対策の重点項目として次のように記されています。
2 がんと診断された時からの緩和ケアの推進
がん患者とその家族が可能な限り質の高い生活を送れるよう、緩和ケアが、がんと診断された時から提供されるとともに、診断、治療、在宅医療など様々な場面で切れ目なく実施される必要がある。
しかしながら、日本では、欧米先進諸国に比べ、がん性疼痛の緩和等に用いられる医療用麻薬の消費量は少なく、がん性疼痛の緩和が十分でないと推測されること、がん医療に携わる医師の緩和ケアの重要性に対する認識もまだ十分でないこと、国民に対しても未だ緩和ケアに対する正しい理解や周知が進んでいないこと、身体的苦痛のみならず精神心理的苦痛への対応も求められていること等から、緩和ケアはまだ十分にがん医療に浸透していないと考えられる。
このため、がん医療に携わる医療従事者への研修や緩和ケアチームなどの機能強化等により、がんと診断された時から患者とその家族が、精神心理的苦痛に対する心のケアを含めた全人的な緩和ケアを受けられるよう、緩和ケアの提供体制をより充実させ、緩和ケアへのアクセスを改善し、こうした苦痛を緩和することが必要である。
また、がん患者が住み慣れた家庭や地域での療養や生活を選択できるよう、在宅緩和ケアを含めた在宅医療・介護を提供していくための体制の充実を図る必要がある。
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