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<終了>【東京】第3回世界・日本肝炎デーフォーラム

日肝協主催 第3回世界日本肝炎デー 2010年世界保健機構(WHO)は7月28日を「世界肝炎デー」と定めました。厚生労働省は、毎年7月28日を「日本肝炎デー」に設定し、肝炎の蔓延防止、差別偏見の解消、感染予防など啓発活動を実施するよう呼びかけています。

 日肝協は患者団体として独自の「肝炎フォーラム」を2012年から開催し今年も7月27日に中央大学駿河台記念会館で開催しました。
 全国から患者家族支援者ら350人が参加、各政党などから来賓を迎え連帯の挨拶をいただきました。大阪肝臓友の会からは、佐古会長、栃尾・原井川副会長らが参加しました。
日肝協主催 第3回世界日本肝炎デー案内チラシ
C型肝炎・ウイルス排除後の注意点
 第3回世界・日本肝炎デーフォーラムには、各政党の代表が「超党派で肝炎対策を進める」と励ましの挨拶されました。
 日本肝臓学会からは、山梨大学の榎本幸教授が挨拶され、肝臓学会の取り組むべき課題についてお話されました。要約してその内容を紹介します。
 ▼C型肝炎感染者は150万人。半分の患者さんはこれから登場する経口薬でウイルス排除するだけでは安心できない。  ①15万人は既に肝癌発癌・治療後の再発制御、
  ②60万人は肝硬変、肝癌の芽がある。
 ▼学会として今後重要なこと。
  ①より効果的な肝炎治療の研究・開発、
  ②肝炎治療の促進、
  ③肝がんの予防・早期発見・治療の向上
 ▼特に重要なこと。
 新薬によるウイルス除去後の油断⇒生活習慣の悪化(食べ過ぎ、飲みすぎ、太り過ぎ)、肝臓の定期チェックを受けない、しない。:肝癌の手遅れでの発見が問題に! ウイルスが排除されても発がんの危険性に着目しなければならない。
 
 フォーラムのメインは、専門医による2つの講演でした。
 講演1「肝炎患者が知っておくべき感染の話」講師 四柳宏先生 東京大学医学部付属病院感染症内科、講演2「B型C型肝炎・肝がん あなたが受けるべき治療とは?」講師 泉並木先生 武蔵野赤十字病院 副院長。

 関西でも、世界肝炎デー啓発
 また、世界日本肝炎デーに近畿では、26日に奈良、27日に三宮・和歌山、28日になんば駅前・JR京都駅地下街で、世界肝炎デーにあわせて「肝炎ウイルス検診」啓発のための宣伝行動をそれぞれの地域の肝臓病患者会・B型肝炎訴訟原告弁護団で共同して行いました。

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【開催資料】

 ○ プログラム
   1,開会式 主催者あいさつ
         来賓及び連帯のあいさつ
   2.講演1.「肝炎患者が知っておくべき感染の話」
         講師:東京大学医学部 准教授 四桝 宏 先生
講演2.「B型・C型肝炎、肝がん あなたにすべき治療とは?」
         講師:武蔵野赤十字病院 副院長 泉 並木 先生
3.質疑応答
    4.閉会挨拶
○ 主催:日本肝臓病患者団体協議会

2007年に結成された世界肝炎連盟(WHA)は、2010年に世界保健機構(WHO)に働きかけ、2011年WHOは、毎年7月28日を世界肝炎デーに設定しました。
厚生労働省も世界に合わせてこの日を日本における肝炎デーと決めて、各種の啓発活動を実施しています。
現在、世界での慢性B型肝炎患者数は約3億5千万人、C型慢性肝炎患者数は約1億7千万人にのぼり、毎年100万人以上が“いのち”を失っています。
日本肝臓病患者団体協議会は、「世界・日本肝炎デー」に呼応して国内の患者団体や支援組織になどに呼び掛けて「第3回肝炎デーフォーラム」を開催し、肝炎問題に関する啓発活動を実施します。
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