2014.09.07 Sunday
C型肝炎経口治療薬、医療費助成決まる
第12回肝炎治療戦略会議で、経口2剤による治療において医療費助成を是とすることを決められました。西村が上京し、傍聴しました。
○スンベプラ®カプセル100mg(カプセル、一般名:アスナプレビル) 薬価3,280.70円
○ダクルインザ®錠60mg(錠剤、一般名:ダクラタスビル塩酸塩) 薬価9,186.00円
治療法:1日にアスナプレビル2カプセル、ダクラタスビル1錠ずつを服用。服用期間は24週間。
この会議の配付資料が厚労省のサイトで公開されました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000056598.html
この会議でプレゼンされた武蔵野赤十字病院・泉先生のプレゼンから2つの画像を提示します。
○スンベプラ®カプセル100mg(カプセル、一般名:アスナプレビル) 薬価3,280.70円
○ダクルインザ®錠60mg(錠剤、一般名:ダクラタスビル塩酸塩) 薬価9,186.00円
治療法:1日にアスナプレビル2カプセル、ダクラタスビル1錠ずつを服用。服用期間は24週間。
この会議の配付資料が厚労省のサイトで公開されました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000056598.html
この会議でプレゼンされた武蔵野赤十字病院・泉先生のプレゼンから2つの画像を提示します。
■戦略会議が決めた対応方針
対応方針(案)
○C型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変に対するダクラクスビル及びアスナプレビル併用療法を医療費助成の対象とする。
○ 対象患者は、HCV-RNA陽性のC型慢性肝炎又はChildーPugh分類AのC型代償性肝硬変で、肝がんの合併のない者とする。
○ ダクラクスビル及びアスナプレビル併用療法に対する助成の申請にあたっては、原則として日本肝臓学会肝臓専門医が「肝炎治療受給者証の交付申請に係る診断書」を作成する。
ただし、自治体の実情に応じて、各都道府県が適当と定める医師が作成してもよいこととする。
○ 助成対象となる治療期間は24週とし、副作用による休薬等、本人に帰責性のない事由による治療休止期間がある場合でも、助成期間の延長は行わない。
○ ダクラクスビル及びアスナプレビル併用療法の適応が、インターフェロンを含む治療法に不適格/不耐容/無効である患者であることから、ダクラタスビル及びアスナプレビル併用療法を受けた者については、以後のインターフェロンを含む治療については、助成の対象としない。
■経口2剤による治療が保険診療になり、日本肝臓学会は
C型肝炎治療ガイドラインver.3に改訂しました。
http://www.jsh.or.jp/medical/guidelines/jsh_guidlines/hepatitis_c
▼ 8月27日に開催された「第281回中央社会保険医療協議会 総会で、22成分33品目を収載」が日刊薬業 14/08/27付に掲載されました。
http://nk.jiho.jp/servlet/nk/gyosei/article/1226578451067.html?pageKind=outline
今回、C型肝炎新治療薬2剤(ブリストールマイヤーズ社のアスナプレビル・ダグラタスビル)も含まれています。
9月2日に薬価収載されました。
対応方針(案)
○C型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変に対するダクラクスビル及びアスナプレビル併用療法を医療費助成の対象とする。
○ 対象患者は、HCV-RNA陽性のC型慢性肝炎又はChildーPugh分類AのC型代償性肝硬変で、肝がんの合併のない者とする。
○ ダクラクスビル及びアスナプレビル併用療法に対する助成の申請にあたっては、原則として日本肝臓学会肝臓専門医が「肝炎治療受給者証の交付申請に係る診断書」を作成する。
ただし、自治体の実情に応じて、各都道府県が適当と定める医師が作成してもよいこととする。
○ 助成対象となる治療期間は24週とし、副作用による休薬等、本人に帰責性のない事由による治療休止期間がある場合でも、助成期間の延長は行わない。
○ ダクラクスビル及びアスナプレビル併用療法の適応が、インターフェロンを含む治療法に不適格/不耐容/無効である患者であることから、ダクラタスビル及びアスナプレビル併用療法を受けた者については、以後のインターフェロンを含む治療については、助成の対象としない。
■経口2剤による治療が保険診療になり、日本肝臓学会は
C型肝炎治療ガイドラインver.3に改訂しました。
http://www.jsh.or.jp/medical/guidelines/jsh_guidlines/hepatitis_c
▼ 8月27日に開催された「第281回中央社会保険医療協議会 総会で、22成分33品目を収載」が日刊薬業 14/08/27付に掲載されました。
http://nk.jiho.jp/servlet/nk/gyosei/article/1226578451067.html?pageKind=outline
今回、C型肝炎新治療薬2剤(ブリストールマイヤーズ社のアスナプレビル・ダグラタスビル)も含まれています。
9月2日に薬価収載されました。
Comments
https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/50599/Default.aspx
このような危惧に対し、厚労省も経口2剤による治療への医療費助成制度について
以下の条件をつけ、「診断書」かける医師について条件をつけています。
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10905750-Kenkoukyoku-Kanentaisakusuishinshitsu/0000058625.pdf
都道府県が医師を選定することになるのですが、大阪府の対応がどうなるのか
注目しています。
★ミクスオンライン 14/10/03
「武蔵野赤十字病院の泉副院長 C肝治療でIFNフリーは慎重な選択を 耐性ウイルスリスクを指摘」
https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/50599/Default.aspx