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<終了>【大阪】10/9 B型肝炎、C型肝炎医療講演・特措法説明会

10/9堀本先生の講演風景 終了しました。
 34人が参加しました。読売新聞が告知記事を出してくださったので、その切り抜きを持ってこられた方が目立ちました。
読売新聞切り抜き

 堀本先生は、国立大阪病院で後期研修医として診療されていたときから、大阪肝臓友の会の活動は知っていた、歴史ある会の講演に招かれたことに感謝するとおっしゃっておられました。
 C型肝炎の治療
 長年のインターフェロンでの治療で、肝がんの発生を抑える効果があることがわかっている。
 インターフェロンフリー治療(DAA製剤)は、ウイルス排除の効果は格段に高く、先生の施設でのデータでは90例に投与が終わり、排除できなかったのは1例のみという好成績だと説明。
 しかし治療の歴史は浅く、既にできあがった肝がんの芽からの発がんが抑えられるかその効果は不明。
 他院でDAA製剤で治療が終わり、その後8か月経って肝発がんされて紹介された患者さんは、肝内の多発肝がんで来院され、2か月ほどされて他界された。この例のようなこともあるので、治療前の画像を含めた検査と治療中、治療後の検査は重要、
 副作用に関しては、いつどのようなものがでるか不明。治療開始後1か月は1週間に一度の検査と診察を行い、2か月目から以降は2週間に一度の検査と診察を行って、厳重に副作用のチェックも行っている。

 B型肝炎について
 ウイルス粒子はC型肝炎ウイルスに比べて小さいが、その肝臓内での行動はやっかい。肝細胞の核の中にウイルス遺伝子を潜ませて、無症候性キャリアの状態からでも発癌を起こす。
 治療の最終目標はHBs抗原の陰性化。HBs抗体ができれば、状態は安定化する。
 イギリスでのペグインターフェロンと核酸アナログ製剤の治療法が期待が持てる。これは日本で行われているシークエンシャル療法と方法が少し違う。
 再活性化に注意。先生は従来言われている抗癌剤やリウマチ治療薬以外にもステロイド薬にも注意が必要と強調されていました。
 また、B型肝炎の治療をすすめる上で、参考になるウイルスマーカー等の検査が多種有り、この中には保険適用になっていないものが有り有用と考えている。保険適用を望むが、難しい。
 

 参考 堀本雅祥先生


【開催資料】
10/9B型肝炎・C型肝炎医療講演会チラシ
B型肝炎、C型肝炎医療講演&B型肝炎訴訟説明会
   ・個別相談会

○と き  2016年 10月9日(日)13:00~16:30
○ところ  大阪研修センター江坂 中会議室B <アクセス
       大阪府吹田市江坂町1-13-41 SRビル江坂(旧 NF江坂ビル)
        地下鉄御堂筋線「江坂」駅から徒歩1分
○参加について 参加費無料・事前予約不要

○プログラム
  第1部 医療講演 13:30~15:00
      「肝炎の基礎知識と治療」
      講師:済生会千里病院 消化器内科部長
          堀本 雅祥 先生
  第2部 訴訟(特措法)説明会・相談会 15:20~16:30
   「特措法 集団予防接種によるB型肝炎感染被害者への給付金の支給制度」
    全国B型肝炎訴訟大阪弁護団
    弁護士個別相談 特措法に基づく給付金について
    相談には、B型肝炎訴訟大阪弁護団の弁護士が応じます。

主催:大阪肝臓友の会/全国B型肝炎訴訟大阪弁護団
後援:大阪府
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