C型肝炎の新薬、講演会等で称賛する医師に年1633万円支払いも…製薬企業から
文=上昌広/特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長
Business Journal 20/06/27
医療ガバナンス研究所はワセダクロニクルと共同で製薬マネープロジェクトを進めている。
2016年度版データベースに引き続き、2017年度版を準備中だ。
データベース作成および解析を通じて実感するのは、製薬企業と医師の癒着の深刻さだ。最近になって、国会や行政も、この問題に注目するようになった。例えば、昨年11月6日、文部科学省は衆議院厚生労働委員会に提出した資料で、2016年度に製薬企業から1500万円超の収入を得ていた大学関係者29人の名前と金額を明かした。このうち、10人が糖尿病、8人が心臓病・高血圧の専門家だ。生活習慣病が製薬企業と医師の金城湯池になっているのがわかる。
●ギリアドの販売戦略
●キーオピニオンリーダーへの厚遇
●巨額の製薬マネー
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