終了しました。
B・C型肝炎の治療についてわかりやすく講演いただきました。
写真のような講演時のパワーポイント資料も配付され、あとで復習するのに役立ちます。
B型肝炎のトピックスとして、
1)エンテカビルなどで治療した場合、肝硬変の患者の肝臓の硬さ(線維化)が改善され、血中のアルブミン量が増加した例
2)ジェノタイプAが都市部で増えていること
3)過去にB型肝炎ウイルスに感染し、臨床的に治癒(HBs抗原陰性)例での、リウマチ治療薬や抗がん剤などによる治療患者でウイルスの再活性化がみられる。
4)テノフォビルもまもなく治療に使えるようになるが時期の明言はなかった。
C型肝炎では、
1)抗ウイルス剤などの治験がいくつが行われる、希望者は相談して欲しい。
2)
インターフェロンが効きやすいかどうかの遺伝子検査を「先進医療」(有料)で行っている。
3)プロテアーゼ阻害剤など経口2剤による治療(数年先に登場)
4)透析患者の場合、ALT、AST値が低値でも感染以下の進展がみられるので注意が必要。