2017.09.30 Saturday
<終了>【大阪】9/30 市民公開講座 肝炎支援セミナー2017
大阪府病院年金会館で開催された市民公開講座 肝炎支援セミナー2017 肝炎治療における最新の医療を聴講しました。
B型肝炎では、抗原と抗体量の差で抗体量が上回れば、セロコンバージョンをおこす。でも免疫抑制するような治療を受ける場合には再活性化に注意。
HBVDNAが4log以下でも、HBs抗原量が100以上だと発がんリスクは高くなるので、半年に一度は腹部エコーなど画像検査を受けること。
C型肝炎では、DAA製剤の進歩がめざましく、新しい治療薬が登場してくる。
DAA製剤はC型肝炎ウイルスをほぼ完全に排除できるが、排除後も発がんリスクがあり、5年程度は半年に一度の肝がんの画像検査は必要。
DAA製剤でウイルス排除に失敗した場合は、肝疾患拠点病院(府内では五大学病院)ウイルスの耐性変異について精査し、慎重に再治療役の選定を行う必要がある。ただし、肝線維化が進んでいる場合は、専門医と対処法を相談する。
などでした。