高齢者への対策 肝発がん抑止のために

講演会場風景今井康陽先生 1日午後、浪速区民センターホールで友の会第26回総会と記念講演会を開催しました。総会では、B型肝炎訴訟弁護団事務局長の井上事務局長さんに、訴訟絵の支援のお願いの訴えをしていただきました。

 講演会も終えたあと、総会後の新しい年度(9/1~2009年8月末日)の役員体制を検討する運営委員会も開催されました。当面会長、事務局長は決まらず会長代行、事務局次長、会計、監査を新しく選出しました。
 講演会では、市立池田病院副院長の今井康陽先生が、「C型肝炎における肝発がん抑止をめざした最新治療」をテーマにお話しされました。
 先生は、阪大病院とその関連病院40施設3000例の治療をもとに、
 C型肝炎と肝発がんについて
  ・助成の高齢者からの肝発がんが多くなっている
  ・高齢者の場合、慢性肝炎からの肝発がんも増えている
  ・インターフェロン治療による肝発がん抑止
 新治療薬について
  ・新しい抗ウイルス剤の治験がまもなく始まる(来年早々か? 院内倫理委員会の承認後)
  ・進行肝がんに対する経口抗がん剤(分子標的治療薬)の国内治験も終了し、まもなく治療に使える可能性がある
  
 病(専門病院)診(かかりつけ医)連携
  ・慢性肝炎や肝硬変治療での地域連携クリニカルパス(岐阜・大垣市立病院の例)
 食事療法 除鉄・分割食

などについて説明されました。

 市立池田病院、豊能地域肝疾患患者さんには、お勧めの病院ですが、患者さんが殺到しているようです。 
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