がんの5年生存率・10年生存率ともに前年調査より若干向上している。ただし部位・病期によって生存率は大きく異なり、ステージIの5年生存率を見ると、前立腺では100%(ステージII・IIIでも100%)、乳(女性)では93.9%、甲状腺では92.8%だが、胆のう胆道では28.0%、膵では9.2%にとどまる。また10年生存率は、胃がんや大腸がん、乳がん患者では9割程度となっており、今後「がんとの共生」(治療と仕事の両立など)が極めて重要な政策課題となってくる―。
国立がん研究センターが4月9日に公表した「全がん協加盟がん専門診療施設の診断治療症例について5年生存率、10年生存率データ更新」から、このような状況が明らかとなりました(
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