2021.01.31 Sunday
1/22 日肝協の国会請願について 今年度は見送りに
日肝協の国会請願について 今年度は見送りに
昨年までの日本肝臓病患者団体協議会(日肝協)の国会請願署名活動にご協力をいただき有難うございました。お陰様で昨年も衆参両院で採択され、肝炎対策、とりわけ肝炎患者への医療と福祉の進歩に寄与しています。
肝炎ウイルスによる感染者は1930年代から始まる不衛生な注射器の使用・予防接種・輸血の開始によって蔓延をしていきます。1960年代から死亡者が増え始め2000年に入りピークを迎えます。平均寿命より数十年早く、今迄に百数十万人の方が亡くなってきました。
国の対策は、私達患者からみれば遅れました。1988年に予防注射における針・筒の取り換え通達、2002年に肝炎ウイルス検診が開始、2008年に抗ウイルス剤の医療費助成が開始、2009年に肝炎対策基本法が制定されました。2000年以降は医療と福祉は飛躍的に進展をしました。現在は日本の医療と福祉は世界の模範とされています。しかしながら飛躍的な進展であるがゆえに、粗削りで道半ばです。
以下のように未だ取り残しがありかつ不十分ですが、少しずつ進んでいます。(略)
国会請願の中止
1月6日にzoom日肝協常任幹事会を開催し、今年度は国会請願署名活動の中止を決定しました。理由は