高齢者の肝臓がん手術、予後予測に有効な「G8スコア」を開発
がんプラス 21/05/07
高齢患者さんの栄養評価に基づく「G8スコア」が、術後の長期生存を予測できる最も有用なスクリーニングツールであることが明らかになりました。
術後のG8スコアの維持・改善によって、生存期間を延長できる可能性
70歳以上で肝臓がんの肝切除術を受けた患者さん100人を対象に、認知機能や栄養状態、身体機能の状態、および併存疾患の有無などについての8種類の高齢者総合機能評価を検証した結果、「G8スコア」が術後の長期生存を予測できる最も有用なスクリーニングツールであることを明らかにしたと発表しました。同大外科学講座の海堀昌樹診療教授、国立がん研究センター東病院先端医療開発センター精神腫瘍学開発分野の小川朝生分野長、京都府立医科大学数学教室の吉井健吾講師らの研究グループによるものです。
https://cancer.qlife.jp/news/article15311.html