乳がん・肺がん・肝がん治療薬の「テセントリク点滴静注」、新たに硬化性胆管炎の副作用―厚労省
GemMed 21/11/17
乳がんや肺がん、肝がんなどの治療に用いる抗がん剤「テセントリク点滴静注840mg、同1200mg」(一般名:アテゾリズマブ(遺伝子組換え))について、これまでの「肝機能障害」「肝炎」のほかに、新たに「硬化性胆管炎」の副作用があることが判明した―
厚生労働省は11月16日に通知「『使用上の注意』の改訂について」を発出し、こうした点について製薬メーカーに改訂を指示するとともに、医療現場に対し注意喚起を行いました(厚労省のサイトはこちら)(テセントリクの副作用に関連する記事はこちら)。従前どおり、本剤投与前・投与中は肝機能検査を定期的に行うとともに、患者の状態を十分に観察することが求められます。
https://gemmed.ghc-j.com/?p=44380
症状ない場合が多い胆管がん~健診での異常を放置しないで(国際医療福祉大学成田病院 宮崎勝病院長)~
時事メディカル 21/11/12
健康診断で精密検査を勧められても、放置していると症状が出たときには既に手術が行えないケースが多く、死亡率も高い消化器がんの一つ、胆管がんについて、国際医療福祉大学成田病院(千葉県成田市)の宮崎勝病院長に聞いた。
▽肝内胆管がんが増加
食物を消化する胃に続く十二指腸は、胆汁などの消化液を分泌し、腸での吸収を助ける。胆汁は肝臓で作られ、胆のうに蓄えられる。食物が十二指腸に届くと胆のうが収縮し、胆汁が十二指腸に流れる。この胆汁が通る10~15センチの管を胆管と呼ぶ。
宮崎病院長は「胆管がんは50歳代以降に多く発生します。肝臓内の細い胆管にできる肝内胆管がんと、肝臓から出た所から十二指腸の注ぎ口までにできる肝外胆管がんに分けられますが、近年、肝内胆管がんが世界的に増加しています」と説明する
https://medical.jiji.com/topics/2272
第28回肝炎対策推進協議会の開催について(オンライン開催)
○日時 2021年11月12日(金)10:00-12:00
○場所 オンライン開催
○議題(予定)