新たな総合的な肝炎対策を求める請願 衆議院で採択

 日本肝臓病患者団体協議会事務局から、下記の連絡がありました。

 ・肝炎対策基本法案(与党提出)= 衆議院で「継続審議」
 ・「新たなウィルス肝炎総合対策の推進を求める」国会請願=衆議院で採択

 これで、「肝炎対策基本法案」は、廃案にならずにすみました。秋の臨時国会で、医療費助成の改善策を盛り込んだ法律として可決されるようにがんばりましょう。

 ・民主党の法案は、参議院に提出されており、参議院は民主党などによる福田首相の問責決議が行われ、法案を提出した民主党が審議を求めていないために、審議未了となりました。
 ・上記肝炎に関する請願についても、審議未了となりました。

 請願については、厚労省から衆議院に対して、それぞれの請願項目についての対応について説明があるようです。 

 みなさま、国会請願署名にたくさんの署名をお寄せいただきありがとうございました。08/05/20衆議院第2議員会館で
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【報告】和泉市でのC型肝炎 市民公開講座

 7日に行われた和泉市での講演会のご報告です。

 医師会長びご挨拶では、「それぞれの病気について診察室で詳しい説明をすることが難しいので、今回のような疾患毎の講演会を数多く行っていきたい。希望があればどしどし医師会事務局に伝えてほしい」とご挨拶されていました。
 医師会長さんは、今春就任された新会長さんで、古くからある都市整備機構の大きな団地で開業されている内科・小児科医です。

 続いて、この日のメイン講演である「C型肝炎の自然経過と治療」について、都市整備機構が新しく開発した団地で開業されている泉谷医師が講演されました。
 先生は、C型肝炎ウイルスとその感染、感染に伴う免疫の動向とそれに伴う合併症について、相当時間をかけてお話しされました。
 なぜ、インターフェロン治療が行われるのか、開発されていて次に登場するであろう新薬(酵素阻害剤)は、ウイルス排除を目的とする薬ではなく、ウイルスの増殖を抑えるためのもので、排除をめざすためには、インターフェロンと併用しなければならないことなどについて、説明されました。
 泉谷先生は、講演の最後に、「私たち開業医と専門医(病院・診療所)が、連携してウイルス肝炎の治療に当たることが大事」と説明され、講演後の質問に答えて、
 ○ご自身の患者さんの治療体験の中に、肝硬変患者でもインターフェロンによって、ウイルスが排除されれば、肝機能は急速によくなり、線維化も消失してくること。
 ○当市内だけでは、病診連携の専門医療施設は少なく、隣市の総合病院とも連携しなければならない実情について触れられました。

 保健所の説明
 保健所からは、地域保健課長さんが、「大阪府の肝炎対策と肝炎フォローアップ事業」について説明。
 ・無料のB・C型肝炎ウイルス検査を医療機関委託で行っている。
 ・肝炎フォローアップ事業では、B・C型肝炎患者・キャリアの方の病診連携での治療体制を作り、患者の相談を保健所の保健師も担当している。
 など説明され、保健所も肝炎患者の療養に一定役割を果たしていることを紹介されました。

 つづいて、「インターフェロン治療費助成事業」を担当されている事務の方から、説明がありました。
 4月から5月末までの助成申請件数が98件であったこと。
 4月に申請されたもののうち、審査会をとおり、6月に「医療費受給者証」が交付される件数は21件であることも報告されていました。
 申請から決定までに時間がかかっていることをわびられ、制度の内容も含めて改善が必要だと感じていることを説明されていましたが、国の制度なので困っていることなども述べていました。
 府全体の5月までの申請件数が約1200件からすると、この保健所での申請件数が府の平均(人口割り)からしても突出しているようです。
 肝炎診療に当たっておられるドクターも患者さんに申請すること、インターフェロン治療を積極的の進めておられることがうかがえます。

 講演が終わってから、参加されていた薬害肝炎訴訟原告の桑田さん、友の会副会長のSさんとお茶をして、薬害肝炎訴訟被害者救済法の対象にならない(証拠のない患者)へのサポートについて、現状(会員からの相談)を報告し、今後の対応についてそれぞれの立場から考えていただきたいことをお願いしました。
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5/8 会報「友の会だより」124号を発行 

 会報「友の会だより」124号の表紙 5/8 午前、港区民センターで会員さんのご協力を得て会報の袋詰め作業を行いました。その後、郵便局から発送しましたので、早いところでは9日には会報が届いています。
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肝がん対策など 大阪府がん対策推進協議会

 大阪府では、今年4月に施行された「がん対策基本法」を受けて、大阪府がん対策推進計画策定のために、7月2日に「大阪府がん対策推進協議会」を発足させ、協議が進められています。
 この協議会には、「予防」「検診」「医療」の3つの作業部会が設けられ、今までに2度の会議がもたれました。

 推進協議会本会議に、患者代表として2名、医療部会にも患者会から2名の委員(大阪がん医療の推進をめざす会から)が参加しています。大阪肝臓友の会も大阪がん医療の推進をめざす会に加わり、積極的に意見を述べてきました。
 ※サイト「がんナビ」
 日本列島がん対策・現地レポート(2) 〔大阪府〕
 「患者の声」と「成績開示」をテコに、「大阪流がん対策」模索

 
 
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友の会だより121号

友の会だより121号 会報「友の会だより」が27日に刷り上がりました。港区民センターで会員の方々に手伝ってもらい、1時間ほどで1000部余りを袋詰めしました。
 夕方に、西郵便局に届けましたので、28日には会員のところに届く予定です。
 内容を目次から紹介しますと
  ・講演会案内                     
・ 友の会第25回総会ご案内・議案
・ 講演録「ウイルス性肝炎・肝硬変」        
・ 活動報告  厚生労働省への「緊急要望」     
         東大阪で交流会
         府 がん対策推進計画策定へ
  ・肝臓情報  肝炎への医療費助成検討課題に
      C型肝炎ワクチン開発進む
・おたより  筋肉痛に助言を、他
 B5判、52頁です。
※会員外にも有料でおわけします。1部500円。入り用の方は大阪肝臓友の会事務所まで。
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