【開催報告】
23日午後、豊中市緑地公園ビル(地下鉄駅に直結したビル)でB型肝炎医療講演・特措法説明会を開催しました。大阪肝臓友の会・弁護団共催。60人余りの聴衆。弁護団への個別相談は20組あまり。
医療講演部分では大阪大学付属病院消化器内科の平松直樹先生にご講演をお願いし、基礎から最新治療までわかりやすくお話して下さいました。
治療では、ペグインターフェロンが2011年からB型にも保険適用され、1年間の治療が可能になり、それまでのインターフェロンと比較すると治療効果が上がっていること。バラクルードなどの抗ウイルス剤はウイルスの増殖を抑え、ウイルスを減少させるが、ペグインターフェロンは、肝細胞の核内に盛り込んだウイルスDNAに作用しウイルスを破壊する効果もある。HBs抗原量を減少させる。
肝硬変や発がんリスクの指標は、ALT値の上昇やHBVDNA量もあるが、HBVDNA量が定量限界以下の方の場合は、HBs抗原量とコア抗原量に着目している。現在のところHBs抗原量とコア抗原量を減少させる効果はペグインターフェロンの治療しかないと思われると説明されていました。平松先生ご講演ありがとうございました。