21日(土)、午後から神戸大学で開催された第36回近畿肝移植検討会に参加しました。
患者も参加できるようにと京都大学の上本教授の英断でスポンサー企業に頼らず、開催され始めて3回目です。
医療者の症例報告も患者家族に寄り添った葛藤の様子が伝わってきました。
特別講演は、B 型肝炎ウイルスキャリアから劇症肝炎を発症、脳死肝移植を8年前に受けられた女性が話されました。運と奇跡から、若い女性から提供され生かされている。ケアマネージャーの資格も取り、医療現場で訪問看護で、免疫抑制剤服用の制限の中、患者家族支援活動で頑張っている、もうすぐ定年なので聴覚障害者から手話も教わり通訳者を目指している、と決意も披露されました。
特別公演のトリは、浜松の総合病院救急医療部の脳外科医。脳死判定と移植医療の橋渡しの3症例について、患者の意思表示や家族との関わり、脳死移植の課題について講演されました。
友の会から5名が参加しました。<記:西村>