8月14日15時から大阪医療センターで開催された「肝臓病教室」に参加。テーマは「肝細胞がんの治療」「B型肝炎治療薬」。
治療の話しを担当されたドクターは、自院での工夫と化学療法に時間を割いて説明されました。興味深かったのは、
・塞栓療法等から分子標的治療薬治療に切り替える時期を早める。
・肝がんが脈管に浸潤すれば動注化学療法に、NewFP療法を加える。九州からこの治療法に長けたドクターを招聘し研修会をおこなった。
B型肝炎治療薬エンテカビルでは、バラクルード(先発薬・遮光)と後発薬「エンテカビル」(遮光の必要なし)の成分の違いについて質問しました。講師の薬剤師さんからは、添加物を工夫して遮光の必要性をなくした。主成分は同じだが、後発品はいろいろな工夫をされている、最近の例では食間投与という用法を考慮し、水がなくても服用できるOD錠も販売され、治療に使われてる、と説明していただきました。
OD錠:口の中に入れるとすぐに唾液で解ける製剤で、服用する際に水や噛み砕いて飲む必要がありません。<記:西村>
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参加報告書<西村作成>